sato様の注文品が完成しました。
今回は特別に新モデル作成で、深海を狙う900gジグです。
注文をくれたsato様は330gでアカムツやアラの
の釣果報告を頂いたりしていましたが
「水深500mを越えるディープエリアをツキジグで狙いたい!」 との事で
エブフロ吉田店長を通して注文を頂きました。
900gの重量を活かして
RSの名の如くハイスピードで深海まで到達してくれるでしょう!
カラーはこんな感じでお任せで作ってみました。
ダークブラウンレッド、ステンシルグロー / ドットグロー
深海に生息するイカ類をイメージして作ってみました
ステンシルでRSのグローロゴ入り! 裏面はボディ中央にドットグロー
ゼブラグロー チャートピンク
エッジに蛍光ピンク、ボディはライトピンクで塗装してみました
メタルブラックラップ / オールグロー ホワイトシルバーラップ
ブラック/オールグローではありきたりなので
ちょっとオリジナル感を出しラップ塗装
天邪鬼(アマノジャク)ブルーグロー
以前、自分用に1本だけ作成した事のある天邪鬼ブルーグロー
ちょっとグローが透過しすぎたかも!
スノーミルク レッドケイムラ
一見ノーマルのスノーミルクですがレッドケイムラ仕様にしてみました。
深海まで紫外線が届くか甚だ疑問ですが、、、かっこいいのでOKです!
といったカラーラインナップになっております。
せっかくなので作成の様子を簡単に
まずはバルサを削ってマスターブランクを作成
ジグ形状の参考にしたのは330g 6ː4ぐらいのフロント重心なので
長時間のジグ回収でもジグのリアが振れすぎず疲労も少ないと思います。
ボディ形状としてスロー系の扁平な形状も考えたのですが、、、
500m以深ではラインと海水の接触抵抗も相当あるので、スリム形状、スロー形状
両者に大きな動きの変化は無いと考え、回収時の引き抵抗軽減を優先としました。
ジグの厚み参考としては代打500g 作成してから「代打500g」の発令
は無かったのですが、こんな所で活躍するとは!!
この時のバルサ単体での重量は13.5g
このバルサの比重が0.17なのでバルサの体積は79.4㎤と計算できます。
バルサの体積79.4に鉛の比重11.3を掛けて897
計算上ではバルサマスターを鉛に重量変換した場合 897gとなります。
あとはバルサ固めのエポキシやサフでバルサマスターの厚みが微妙に増えるので
予想としては約900gちょいぐらいかな?
あくまでも予想ですが、、、
そして
耐熱シリコンで型を作り
いざ鋳造!
そして気になる重量は、、、、
おぉ~ 計算通り👍
数本鋳造して最大誤差は900g±2%程でした。 まぁ許容範囲でしょ!
330gとの比較
後の作業工程はいつも通りですが
気を付ける点としては、、、手を滑らせて足の上に落とさない事ぐらいでしょうか(笑)
パテやサフを使い鉛の表面処理!
パテ、サフの塗布、研ぎを繰り返し鉛の表面処理完了!
ホログラム貼り
最近使用頻度の高い鱗柄の熱転写ホロです。
ここまでくれば後は好きな塗装工程!
初めての塗装パターンもあったのでかなり慎重に行いましたが、、、
ちょっとホロ剥がれが起きちゃいました!ごめんさない(-_-;)
後は目を付けコーティングを10数回行い完成です(^_-)-☆
無事作業が終わり一安心!
今回の依頼を受けた時に引き受けようか正直迷いました。
何せ自分のやらないジャンルだし、ジグテストの場所もタックルも
ありません。
重量級のジグともなれば鋳造時に思わぬトラブルも予想されます。
ただ、せっかく自分の作るジグを頼ってのご依頼でしたので
何とか期待に沿えるように作ってみました。
sato様のお役に立てれば幸いです(^_-)-☆
釣果報告もおまちしております。
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