屋久杉
屋久島に自生する樹齢1000年以上の杉が「屋久杉」と呼ばれ
現在では伐採は禁止されており、流通している木材は以前に切り出された木材と
なっております。
樹齢3000年以上の悠久の時を生きる樹木で「厄過ぎ」に掛けて縁起物をしても
重宝されます。
そんな貴重な屋久杉の端材が手に入ったので作ってみました。
190㎜ 80gのダイビングペンシル!
せっかくなので木目を活かす為に塗装は無し、最低限のフラッシングアピールで
アルミテープ仕様で仕上げました。
完成を焦ってトップコートはグダグダですが💦
貴重な木材なので投げるのが勿体ない気もしますが、使わなきゃ意味ないので
ガンガンキャストする予定です。
そんな事はさておき、今回の主役はコッチです ☟
桧(ヒノキ)のダイビングペンシル!
ダイビングペンシルの母材としてもよく使用される木材です。
今まで自分はファルカタ材や桐材でプラグを作っていましたが、ウッド比重の違いで
泳ぎにどのような変化があるか試したくて作ってみました。
※わかりやくす説明する為に比重を(軽い、重い)で表記してあります。
ちなみに前回作成したシロギスモデル ☟ 190㎜ 80g
これは桐集成材で作成しました(ホームセンターに売ってる安いヤツね)
桐の比重は無垢材で約0.29 集成材なのでもう少し比重は重たいと思います。
よくブラックバスのルアーで使われるバルサは比重が約0.1で非常に軽量です。
ウッド比重が軽ければ軽いほど多くのウエイトを内蔵する事が可能で、ウッド比重と
ウエイトの差が大きければ、いわゆるバルサらしい動き、ウッド特有の動きと言われる
レスポンスの良さ、キレの良さが生まれます。
これはバルサのみならず比重の軽い桐やファルカタにも当てはまります。
参考までにウッドプラグでよく使用されるウッドの比重です。
バルサ 0.1~0.2
桐 0.29
ファルカタ 0.37
杉 0.38
ヒノキ 0.41
アガチス 0.52
他にはアユースなどもありますね。
今まで自分が作ってきたプラグ(桐、ファルカタ)もロッドワークに対するレスポンス
の良さ(浮き上がり、ヒラ打ちなど)は問題なかったのですが、見方によっては泳ぎの
バタつきが大きい様に感じ今回の実験に至ります。
今回作成の桧プラグ、屋久杉プラグは前回のシロギスモデルと同形状で作りました。
190㎜ 桧のブランクのみで約33g
屋久杉はブランクのみで約36g
一般的な杉は桧よりも軽いですが屋久杉は油分を多く含んでいる為なのか桧より
重くなりました。
ちなみにシロギスモデル(桐集成材)だとブランクのみで20g
やはり比重の差がよく出てますね。
内蔵ウエイトを調整してすべて約80gで仕上げてあります。
後は実際に動かしてみて検証ですね。
思い通りの結果になってくれるといいけど…
おまけ
ジグもしっかり作ってますよ!(^_-)-☆
0コメント