さて前回砂利道を引きずられ、アスファルトに叩きつけられ、40㎏のダンベルを
ぶら下げたり、散々な目に遭った強度テスト用ダブルスキップの修復作業です。
しっかり直してあげましょう(^_-)-☆
ちなみに前回の記事はこちら☟
エポキシ下地バージョンは再起不能なのでセルロース下地の分を修復です。
まずは身ぐるみを剥がします。
セルロースは時間を置いてから再度ディッピングをするとひび割れてきますので
面倒ですが一度前回の被膜を剥がします。
剥がしたセルロース被膜を観察してみましょう
良い感じでセルロース被膜が木材に喰い付いていますね。
スポンジ構造の様なフカフカなバルサ材であればもう少し浸み込んでいるかもしれませんが
ダブルスキップの母材である檜のような木材は、たとえセルロースに付け置き
していてもさほど浸み込んでいかないと思います。
以前に日本一有名な?ウッドプラグの下地を剥がした事がありますが、おおよそ
今回と同じぐらいのウッドへの喰い付き方でした。
そのプラグの下地剤やウッドの種類が何を使っているかは分かりませんが。
剥がしたセルロース被膜を鋭角に曲げてみます。
やっぱり粘りがありますね👍
パキッっと割れないところが素敵💛やっぱりエポキシよりセルロースだな!
お次はボディの破損箇所を修正
アスファルトに叩きつけられて、けっこうな窪みがあるので、、、、
エポキシで埋めます!
「いや!結局エポキシ使うんかい!!」って思わないで下さいね。
こんな窪みをセルロースで埋めようと思ったら50回以上修正箇所に塗らないと
埋まりません。 そのぐらい1回の被膜が薄いんですよ。
セルロースの1回分の厚みなんてサランラップぐらいです。
セルロース、エポキシも使い分けが大事。アイの差込口もエポキシで埋めてますから!
お次は改めて下地のセルロース被膜形成
いつもの作成と同じように被膜重量6gを目安に13~15回セルロースにディッピング!
10回程セルロースディッピング
やはり凹凸がありますね。
ここで仮の面均し
このぐらいでOK
自分用だし、仮の平面出しなので
その後再度セルロースにディッピングを行い最終的にコーティング重量が6g程度になるように調整。
※別に6gにこだわっている訳ではありません、コーティングが薄すぎず厚すぎず
程よく強度が出る程度が6g前後だっただけです。
下地コーティングにしろトップコーティングにしろ厚ければ厚いほど強度は出ますが
ルアー自体の動きは鈍くなり、特にトップウォータープラグの場合は顕著に表れます
かと言って薄ければすぐに破損してしまうので折り合いどころが難しいですね。
セルロースコーティング後にサフを吹いて表面の確認
まぁ予想通り! まだ窪みが残っています。
自分以外の注文品ならパテ+サフで窪みを埋めていきますが今回は自分用なので
このまま塗装を進めます!
めんどくさいのでホログラムも無し
思い付きで出来たカラーが
ピラルク!
これはこれで面白そうだが
ちょっとイメージと違ったので塗装を落として塗り直し
すごく普通!
まぁこれで良し
あとは時間のある時にトップコートを施します。
おしまい(^_-)-☆
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